業務内容

スタンプコンクリート

街中を歩いていると、一度はレンガやタイルのデザインをした舗装を見かけたことがあると思います。
本物のレンガやタイルかなと、よーく見てみるとコンクリートだったといった経験はありませんか?

スタンプコンクリートとは

コンクリートの表面に模様となる型を押し付け、着色を施すことで、自然石やレンガ、タイルといった他の素材そっくりに仕上げる工法です。
見た目は本物とほとんど変わりません。どのように加工しているのでしょうか?

  • ①コンクリートを流し込んだ直後のまだ固まらない柔らかい状態に着色と造形を施します。
  • ②1色目、カラー粉末を散布します。(このカラーが基本色となります。)
  • ③次に自然石やタイルレンガ木目の模様のついた型板をその表面に押し付けて模様を付けます。この時、下地のコンクリートがどの程度硬化しているかによってたたく強さを加減します。
  • ④リリースオイルカラーを散布します。目地や模様のくぼみに流れ込み、自然な陰影を創り出すカラーになります。
  • ⑤最後は乾燥期間を空けて劣化防止の為のトップコートを塗布(保護剤)します。

アメリカ発祥のこの工法はタイルやレンガ、木目など様々な模様を施すことが可能で、デザイン性に優れ、ニーズに合わせたイメージや景観を創り出すことが出来、現在多くの国で使用されています。

ご家庭のアプローチはもちろんのこと、商業施設全般、アウトレットモール、ショッピングセンター、などのほか、テーマパーク、ホテル、遊園地など様々な場所で利用されています。

  • 柔らかな印象の洋風デザイン
  • 和風のお庭にも合いそうな敷石模様

スタンプコンクリートのメリット

土間コンクリート仕上げよりオシャレに見える。

シンプルなのはいいけれど何となく物足りない。。。と思う方も少なくありません。
デザインがあるだけでパッと明るく印象が変わります。

  • Before
  • After
施工日数が短いかつ、コストを抑えられる。

施工は、コンクリート打設と同時に行います。レンガやタイルと比べると下地処理が少なくてすむ為、作業日数が少なくなり人件費などの費用が安くなる場合が多いです。
それにレンガやタイルなどの材料費が不要になる分コストパフォーマンスは、かなり良いと言えるでしょう。

継ぎ目がないので雑草が生える心配がない。

コンクリート平板敷きやインターロッキングなどで見られる隙間からの草や苔が生えません。
生コンクリートと使って一面に流し込んでいくからです。

レンガやタイルと異なりがたつきや段差の心配がない。

レンガやタイルは、時間が経つにつれ浮きによるがたつきや割れなどもみられますが、スタンプコンクリートの場合そういった心配はありません。

デザイン、カラーが豊富で自分好みにカスタマイズできる。

レンガやタイルは、時間が経つにつれ浮きによるがたつきや割れなどもみられますが、スタンプコンクリートの場合そういった心配はありません。

タイルや天然木などの割れやすい素材の代わりに駐車スペースに用いることもできる。

着色に使う材料が、コンクリートの表面強化を兼ねており、防塵、劣化防止、耐摩擦、強度向上になります。
まだ固まっていないコンクリートに直接擦り込むように仕上げますので、剥がれず、色落ちしにくいことも人気の秘密です。

スタンプコンクリートのデメリット

経年劣化や車のタイヤによる摩擦や汚れ等で色落ちすることもある。

日常のメンテナンスはほぼ不要ですが、白い土間コンクリートと同様経年劣化が生じるため、風雨による影響や使用環境による劣化は避けることが出来ず、永久的に施工直後の状態を保つことはできません。

日本では歴史がまだまだ浅い為、施工業者様によりムラが生じてしまう事もある。

施工業者様とよく話し合い、施工方法、メンテナンス、費用などトータルで考える必要があります。

スタンプコンクリートのメンテナンス

スタンプコンクリートは、施工直後より施工から1か月程度経った頃に色合いが馴染み落ち着いてくるとされています。
施工から時間が経つにつれて水分が抜けることで色合いが安定します。
安定後は特に気にすることも無いですが、大きなゴミや砂がある場合は水洗い程度で十分です。
スタンプコンクリートは、施工時に表面をコーティング処理しており、これによって雨水の浸透を防いでいます。
使用環境にもよりますが、3~5年を目安にこのコーティングを再処理することで、一般的なコンクリートと同程度以上の寿命を確保することが出来ます。

最後に

ここまでスタンプコンクリートの魅力について説明してきました。
舗装やアプローチを華やかに演出してくれるスタンプコンクリートは、外構工事に取り入れたいと沢山のお客様にも人気です。
もちろんメリットもあればデメリットもあります。
施工業者様によって個性が出るので既製品のように全く同じものが出来ることは、少ないかもしれません。
逆を言えば世界に一つだけの物という考え方もできますね。
ぜひお客様に合った外構工事の選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?
まずはご相談下さい。一緒に楽しくお庭づくりをしましょう!